郷土民芸品を未来に残したい

津山郷土玩具研究会の活動に
ご協力ください

津山郷土玩具研究会

津山郷土玩具研究会の取り組み

津山の地は歌舞伎とのかかわりが非常に深く、『歌舞伎土人形』の保存活動や、津山や周辺地域で郷土人形の歌舞伎人形展などを開催しているのが津山郷土玩具研究会(代表:杉元耕司)です。

代表

現在、代表の杉元個人の出費により活動を継続していますが、梱包や運搬など様々な経費がかかるため、3000点にも及ぶ杉元個人所有の郷土人形を有償譲渡しているという状況です。

しかし、津山は歌舞伎と関わりが深いということもあり、せめて歌舞伎にまつわる郷土人形だけは、この津山の地に残したいと考えています。

展示風景1-土人形

この状態を脱するため、皆様に活動を支えていただきたく、インターネットを通じて広く寄付のお願いをさせていただきます。

また、定式幕、緞帳、金屏風など人形を彩る小道具や展示照明など、設備が充分でないものを充実させたいとの想いもあります。

どうぞ、理解ある皆様のご厚意をお寄せください。

展示風景2

津山に歌舞伎人形を集めるには理由があります。

明治・大正・昭和中期まで、全国各地で郷土色豊かな土人形が素人の手で盛んに作られました。

しかし、時の流れの中で後継者が居なくなり廃絶してゆく人形が多くあります。

その一つ、歌舞伎人形は、本歌舞伎が農村歌舞伎となり、それを見様見真似で土人形を作り縁日等で売られました。素人の農作業の片手間で繊細で無く骨太の不細工な可愛さが特徴です。

特に、出雲街道・津山は、歌舞伎の始祖「出雲の阿国」と天下の二枚目「名古屋山三郎」のゆかりの町です。

「津山の月」という歌舞伎舞踊もあります。

この地に今では希少な全国の郷土人形で「歌舞伎を演じる土人形たち」と題して、保存・公開したいと計画しています。

歌舞伎と津山

歌舞伎の『津山の月』という演目をご存知でしょうか。
日本舞踊の演目にも、同名の『津山の月』という演目があります。
この津山の月は、歌舞伎の創始として知られている出雲阿国と絶世の美男子として名高い名古屋山三郎(劇中名)との恋の話です。

京での浪人時代に、阿国と知り合った山三郎は瞬く間に恋に落ちますが、山三郎の妹、岩が側室となっている森家への仕官が決まり、二人は離れ離れに。
しかし、どうしても山三郎に会いたい阿国は、出雲街道を西へと旅に出る。
そして、ようやくたどり着いた津山。
夜空には二人の逢瀬を見守る、津山の月があった。
月明かりのもとで、阿国は久方ぶりに山三郎と再会を遂げたのです。

と、こんな感じのあらすじとなります。
『津山の月』はロマンチックな話ですよね。

津山の月(イメージ)

実は、山三郎は若くして不遇の最期を迎えています。
君命により、井戸宇右衛門を討とうとしましたが返り討ちにあったのです。

その後、井戸宇右衛門も周りにいた大勢の家臣により、成敗されてしまいます。
山三郎の遺体は現場の北側、宇右衛門の遺体は南側に埋められ、墓標の代わりに松が植えられました。今も「白眼合松」(にらみあいのまつ)と伝わる松が院庄にあります。
樹形や樹高から当時植えられたものではなく、植えなおされたものだと思われますが、名古屋山三郎の最後の地が、二本の松の中間点だと今に伝わっていることに、歴史と物語のロマンを感じます。

活動支援お願い

郷土人形は、江戸時代中頃より、子どものおもちゃとしてや、節句物、縁起物として日本各地で制作されました。

衣装人形や御所人形のような高価なものではなく、木材や土などを材料にしたため庶民でも持つことができるため、人々の暮らしの中で普及してきました。

土人形は、暮らしの中に溶け込んでいることと、原料が土となるため欠損しやすいことがあり、良好な状態で残っておらず、今では希少なものとなっています。

さらには生産の後継者がなく、このままでは、完全なものが無くなる可能性もあるため、保存を行うことが必要なのです。

この希少な民俗文化を後世に残す必要があります。

是非、皆さんのご支援を頂けますよう、重ねてお願い致します。

ご寄付の御礼品(記念品)

寄付額 80万円
記念品(展示)例

【人形展 開催】

あなたの希望の場所で、人形展示会をいたします。

過去の開催実績はこちら

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寄付額 5万円
記念品例1(郷土人形 干支)

【津山民芸 干支 三種】

干支人形のうち3つをお送りします。
※干支は選べません

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寄付額 3万円
記念品例2(郷土人形 干支)

【津山民芸 干支 二種】

干支人形のうち2つをお送りします。
※干支は選べません

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寄付額 2万円
記念品例3(郷土人形 干支)

【津山民芸 干支 一種】

干支人形のうち1つをお送りします。
※干支は選べません

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展示会開催実績(抜粋)

  • 津山人形展
    2010年~2023年(春夏秋冬 年4回)
    国指定重要文化財梶村邸 東蔵
  • 松竹歌舞伎座
    2013年~2023年
    ロビーホール展示
  • 歌舞伎を演じる土人形展
    2018年
    勝山文化往来館ひしおホール
  • 今はなき幻の天神人形さまたち
    2015年
    M&Y記念館
  • 忠臣蔵サミット 人形展示
    2014年
    リージョンセンター津山
  • 集まれ!忠臣蔵の人形たち
    2010年
    アルネ津山4Fアートギャラリー